同族株式の交渉!! [デザイナーズレントハウス]
以前、ある企業経営者の方から相談がありました。
その方は二人兄妹で、お父様が亡くなった後の相続で妹の家族と揉めているとのことでした。
同族会社の株式の大部分は、社長を引き継いだ長男が過去の贈与と相続で取得しました。
嫁に出ている妹は、少数株主として残り、30%の株を保有しています。
会社は不動産を所有し、相続税評価額からみると高株価。
しかし、妹が株式を換金したくても、同族会社の少数株、買い手はいません。
このような場合、普通は妹を取締役に就任させて、
役員報酬か株式配当を渡せばことは収まるのでしょうが、
今回のケースではまったく対応していませんでした。
今回のケースでは、妹はなにもメリットがありません。
その一方で、その妹が亡くなった場合、
この株式は計算されて相続税が課税されることになります。
裏で、県外に住む妹の旦那さんが糸を引いているのはみえみえです。