マイナス金利と不動産!!

では、ここからは経済の話題です。

純利益100万円の不動産があった場合、利回りが3.5%であればその価格は2,857万円です。

また、利回りが2.9%に下がれば3,448万円です。

今回の日銀のマイナス金利、当然、利回りは下がるのですから不動産価格は上がるはずです。

ただし、マイナス金利の世界では、これが正しい考え方かどうかは不明です。

その理由は「不動産鑑定」の理論では、「マイナス金利」などは想定していないはずだからです。

まったく誰も知らない世界だと言えるでしょう。

法曹業界では、「マイナス金利では金銭消費貸借契約が成立しないのでは・・・？」

金融法律委員会では「マイナス金利でお金の貸借するのは合理的でない」

株式市場では、「一般家庭の「現金保管」が進む」との思惑から、警備会社の株が急上昇しています。

また、金庫メーカーに至っては、金庫が2倍売れて株価も2倍になっています。

立場が違えば意見や思惑もさまざまです。
いったい、マイナス金利でどうなるのか・・・？

ここはやはり先進国のデーター見るしかなさそうです。

マイナス金利先進国のスイスでは、自治体が税金の前納割引を廃止しています。

銀行に預金すると手数料を取られるために、自治体間での資金融通も始まっています。

また、年金基金は自治体に無利子融資。

時計会社のスウォッチは、預金にマイナス金利を適用しないように交渉し、

その一方で預金を減らして自社株買いを進めています。

参考にしたいと思います。