住宅ローン控除でマイナス!! [デザイナーズレントハウス]
現在の住宅ローンの金利競争は過激です。
最安の変動金利は4月に0.5%を切りました。
都市銀行でも0.6%程度です。
しかし、こちらはマイナス金利にはならないでしょう。
しかし、「住宅ローン減税」があります。
仮に0.6%と仮定して、住宅ローンを組めば住宅ローンの残高の1%分、税金から控除してくれます。
単純計算で4000万円借りれば40万円税金が減ります。
4000万円の住宅ローンの金利は28万円。
28万円の利息を支払って、40万円もの税金が減れば・・・。
まさにマイナス金利です。
これから地方銀行の大競争が始まります。
地方銀行は融資先の不足を債権の運用で補っていましたが、今回のマイナス金利で窮地に陥ります。
そこで、手を出し始めたのが「株式投資」です。
しかし、金融監督庁の自己資本比率制限がありますから、株式の残高を増やせません。
その結果、株式投資も「短期売買トレード」が主体になります。
期末配当を狙い、配当が付く期日に数百億円のおカネが買いを入れ、翌日の利落ち後には一斉に売却・・・。
配当を受け取って期末は残高なし・・・。
まさに短期トレーダー状態です。
どっちもこっちもマネーゲーム・・・。
しかし、銀行の本来の使命は「他人のおカネを集めて、他人のために使う」はず。
「他人のおカネを集めて、自分のために使う」のはおかしいはずですが・・・。
日銀の円安誘導作戦だった「マイナス金利」。
その効果もたった一週間でした。
現在は逆に大きく円高へふれています。
「マイナス金利」の追加はあるのでしょうか・・・?