不動産価格は上がるか？

 

金利が下がると元本は値上がりします。

不動産の利回りが低下する原因は、不動産価格の上昇です。

マイナス金利で国債の価格が高騰し、額面以上になります。

その結果、満期まで保有し続けると損が出ます。

その一方で、金利がゼロになれば国債価格は値下がりします。

結局、満期まで持っていても損、途中で金利が上がっても損・・・。まさに損ばかりです。

現在、日銀はマイナス金利、つまり、高価格で国債を買ってくれます。

ですから銀行は「新発国債」を購入し、すぐに日銀に買ってもらう短期勝負のトレーダーです。

海外の状況はどうなのでしょう。
デンマークやスウェーデンでは「住宅ブーム」が起きています。

2015年にマイナス金利を導入したスウェーデンでは住宅価格は10%も上昇しています。

その一方で、商業用不動産は3%しか上昇していません。

これはおそらく、商業不動産のように投資期間が3～5年では、

出口戦略で売却したいときに買主が低金利を使えるかどうか不透明なのが原因だと思われます。